孫子、謀攻篇に曰く、君主が余計な口出しをして味方を危機に陥れる3つの事象。
進むべき時に退けと言い、退くべき時に進めと言う。
三軍の内部事情を判らずに軍事に口をはさむ。
三軍の指揮系統を乱して軍令に口を出す。
さて、時を戻して、初日から落胆して帰った後のこと。
混乱する頭を整理して、戦略を再構築。
まず、園長が言っていた『見守る保育に取り組んでいる』は完全に白紙で考えなければならない状態。
指揮系統が完全に麻痺状態で、君臣の信頼関係は零。
保育士のモチベーションと力量は低空飛行。
職員が子どもに『いいかげんにして』と言っていたのを見て、笑いさえ出てしまった。。。
それに子どもたち。。。。いや、子どもたちには非はないのですが。。。
まるで、野猿。
本能的な秩序しかない、サル。。。と、思ってしまいました。
やることとして、見守る保育の実践プランの構築と、その前段階として子どもたちの秩序の構築。
まあ、ほかの職員が低空飛行であれば、自分の動きやすさは増すか、、、
そんなことを一通り考えて、次の日から試練の日々が始まったわけです。
園長が箱物でことを足りさせる方法しか理解できていないのは、さほど問題ではなく、適当にあしらっておけば、まあ、不自由はない程度と判断できました。
適当にあしらって、子どもを作り上げた後、自分の足跡をそのまま方法論として提示すれば、それまでのことで、
あとは忠実な臣下であれば支障はないわけです。
ほかの先生方には、それまで、せいぜい私の動きを行動を煙に巻く陽動部隊として、また、私の作り上げる保育の引き立て役として役に立ってもらいましょう。。。ちょっと、酷いあしらいかもしれませんが、、、まあ、これまでこの保育園の惨状をただただ傍観してきた、言ってみれば加害者の方々ですから、仕方がないとあきらめましょう。
そう割り切って日々は過ぎていきました。
退任直前の主任を軽くなだめ、すかして、あしらって、
理論派の園長と、園長のポチになり下がっている回らない、捌けない次期主任殿を口先三寸で軽くいなして、
保育士であることもおこがましい様な、同輩の先生方に、見守る保育の講釈をたれながら、実際に変わっていく子どもたちの笑顔を見せつけて。。。
なんとも不毛な日々が過ぎていきました。
年度が変わるクラス替えの時、予想通り以上児担任になった訳ですが、ここからのあしらいは少し考えなければなりませんでした。
以上児がすべて一緒に生活をするスタイルでしたから、どうしても他のクラスとの干渉が避けられないのです。
登場人物は、
天然器量良しだが、保育能力未知数の、年長担任ダンデリオン。
子どもを見る視点とその物腰では一目置かれる年中担任モナミ。
体育会系さっぱりサバサバ、年少副担任クラクラ。
そして、泣く子ももっと泣く鬼のドン・シモジョウ。
クラクラは私の直属の形で、新人上がりの2年目。しかし私よりも本園の経験は長いという、微妙な状況。。。しかし、前年度も同じクラスで私の保育を間近で見ていたので、まあ、少しは扱いやすいか。。。
クラス発表を聞く前からおおよその見当はつけていたので、今後の方針は明瞭でした。
あくまで、他の『年数は積んでいる先生方』に、全体の運営は、伺い、従順の形をとりつつ、我がクラスを囲って『最強の年少』を作り上げる。
年長、年中には、せいぜい私のクラスの引き立て役に回ってもらいましょう。。。
本来子どもには全く非はないのですが、どのみち今の体制では年長・年中の立て直しには追い付くはずもなく、あとは本人たちが嫌な思いさえしなければ、そのままスルーしてしまうのも仕方のない事だと、判断できたのです。
課題は、我がクラスだけをどうやって囲うか。
他の2クラスは今までも合同クラスで、まるで山猿のような集団になっていて、それが常態化して子どもも、職員も、保護者も、眉はひそめても受け入れているような状況。
年少は単独クラスから上がってきて、気が散漫して、この状況が続けば他につられるのは必定。
負のモデリングと理性で子どもたちの心を縛り、比較対照して褒め上げることで秩序の定着を臨む。。。まあ、こんなところが無難でしょうか。
そんなことを考えていたわけですが、まあ、話が長くなったので、
方法論のレクチャーはまた次回。
アテプレーデ・オブリガード
最近のコメント